イタリアトレントは、北イタリアの豊かな自然と深い歴史が共存する、とても魅力的な街です。アルプスの山々に抱かれたこの場所は、イタリアの陽気な雰囲気と、隣接するオーストリアの影響を受けた落ち着いた情緒が混ざり合い、独自の文化を形作っています。
旅行先としてベネチアやミラノが有名ですが、少し足を延ばしてこの街を訪れると、静かで洗練されたイタリアの素顔に出会うことができます。清潔な街並みや美しいフレスコ画が並ぶ旧市街は、歩いているだけで心が癒やされるような特別な空間です。
今回は、イタリアの初心者の方でも安心して楽しめるように、現地への行き方から観光のポイント、美味しい郷土料理まで、調査した内容を詳しくまとめました。この記事を読めば、次の旅行の計画がもっと楽しくなるはずです。
イタリアトレントとは?北イタリアの魅力が詰まった街の基本情報
イタリアトレントという街の名前を聞いて、すぐに場所が思い浮かぶ方はまだ少ないかもしれません。実はここ、北イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州の州都であり、非常に質の高い生活環境で知られる都市なのです。
アルプスの入り口に位置しており、周囲を雄大な山々に囲まれています。イタリアの中でも特に治安が良く、公共サービスが整っているため、初めて訪れる人でも心地よく過ごせる環境が整っています。まずは、その成り立ちや特徴から見ていきましょう。
トレントの位置と名前の由来
この街はイタリアの北部に位置しており、オーストリアとの国境にも近いエリアにあります。古くはローマ時代にまで遡る歴史を持ち、当時は「トリデントゥム」という名前で呼ばれていました。これは、周囲にある3つの山(モンテ・ボンドーネ、マルツォーラ、カリisio)が、海の神ポセイドンが持つ三叉の矛(トライデント)に見えたことが由来とされています。
現在でも、街のあちこちにその名残を感じさせる紋章や名前が見られ、地元の人々はこの歴史をとても大切にしています。地理的にはアディジェ川の谷沿いに発展しており、古くから南北を結ぶ重要な交通の要所として栄えてきました。そのため、異なる文化が混じり合う独特の空気感が、街のあちこちに漂っているのが大きな特徴です。
独自の自治権を持つトレンティーノ州の歴史
この地域を語る上で欠かせないのが、特別な自治権を持っているという点です。かつては神聖ローマ帝国やオーストリア・ハンガリー帝国の支配下にあった時期が長く、第一次世界大戦後にイタリアに編入されました。このような複雑な歴史的背景があるため、トレンティーノ・アルト・アディジェ州は現在、イタリアの中でも高い自治権を認められた特別州となっています。
街を歩くと、イタリアらしい装飾的な建物がある一方で、ドイツやオーストリアで見られるような堅実で重厚な建築様式も目に入ります。こうした歴史の重なりが、トレントを単なる観光地ではない、深みのある街にしています。宗教史上でも重要な「トレント公会議」が開かれた場所として世界的に知られており、ヨーロッパの歴史を形作った舞台でもあります。
ドイツ文化とイタリア文化が交差する暮らし
トレントの暮らしを観察すると、イタリアの情熱的なスタイルとドイツ的な几帳面さが絶妙なバランスで共存していることに驚かされます。例えば、街の掃除が行き届いていて非常に清潔であることや、バスや電車の運行が正確であることは、ドイツ文化に近い規律を感じさせます。一方で、広場でお喋りを楽しむ人々や、カフェでのんびりと食事を楽しむ様子は、まさにイタリアそのものです。
言語についても、多くの人がイタリア語を話しますが、場所によってはドイツ語も通じ、看板には両方の言語が併記されていることもあります。食生活やファッション、住まい方においても、これら2つの文化が融合して「トレンティーノ流」とも呼べる独自のスタイルを生み出しています。このハイブリッドな文化こそが、訪れる人を惹きつけてやまない魅力の源泉なのです。
観光客に優しい街の雰囲気と安全性
旅行者にとって最も嬉しいポイントは、その圧倒的な安全性の高さでしょう。トレントはイタリア国内の「住みやすい街ランキング」で常に上位にランクインするほど、治安が安定しています。夜に旧市街を散歩していても、大きなトラブルを感じることは少なく、女性の一人旅や家族連れでも安心して観光を楽しむことができる環境が整っています。
また、地元の人々はとても親切で、地図を広げていると優しく声をかけてくれることもあります。街自体がコンパクトにまとまっているため、主要なスポットは徒歩で十分に回れるのも魅力です。観光地化されすぎていない、地元の暮らしに溶け込んだような旅ができるため、まるでこの街の住人になったような気分で過ごすことができるでしょう。
・位置:北イタリア(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)
・標高:約194メートル
・主な産業:観光、ワイン、精密機械、教育(大学都市)
・歴史的事件:トレント公会議(1545年〜1563年)
トレントがどのような場所かイメージしやすくするために、具体的な例を挙げてみましょう。例えば、広場にあるカフェで注文をする際、イタリアらしい元気な挨拶とともに、オーストリア風のアップルパイ「シュトゥルーデル」が出てくることがあります。このような日常のちょっとした瞬間に、多文化が混ざり合うこの街らしさが現れています。
- イタリアとドイツの文化が融合した独特の雰囲気がある
- 治安が非常に良く、街並みが驚くほど清潔
- 歴史的に重要な「トレント公会議」の舞台となった
- 徒歩で観光しやすく、初心者でも安心して歩ける
イタリアトレントへのアクセス方法!主要都市からの移動手段を解説
前のセクションでご紹介した通り、魅力いっぱいの街ですが、実際に行くにはどのようなルートがあるのでしょうか。イタリアトレントへの旅は、実は他の主要都市からのアクセスが非常に良好で、意外と簡単に向かうことができます。
北イタリアの主要な鉄道路線上に位置しているため、電車の旅を楽しむには最適な目的地です。また、近隣の空港からもシャトルバスや電車が運行されており、スケジュールに合わせて柔軟に選ぶことができます。ここでは、スムーズな移動のための具体的な方法を詳しく見ていきましょう。
ベネチアやミラノから電車で向かう方法
イタリアを周遊する場合、最も一般的なのは高速列車「フレッチャロッサ」や急行列車を利用する方法です。ベネチアからは直通、あるいはベローナでの乗り換えを含めて約2時間から2時間半で到着します。ミラノからも同様に、ベローナを経由することで約2時間強でアクセスが可能です。車窓から眺めるアルプスの麓の景色は、移動時間さえも贅沢な観光に変えてくれます。
チケットの予約は、イタリア国鉄(トレニタリア)の公式サイトやアプリで事前に行うのがおすすめです。早めに予約することで割引料金が適用されることも多く、旅行費用を抑えることができます。トレントの駅は旧市街のすぐ近くにあるため、大きな荷物を持っていても到着後の移動が非常に楽なのも嬉しいポイントです。イタリアの鉄道旅は、ゆったりとした時間を楽しむのにぴったりです。
最寄りのベローナ空港からのアクセス
空路を利用して直接このエリアに向かうなら、最寄りの空港はベローナ(ヴィッラフランカ空港)になります。この空港からは、トレント行きのシャトルバスや、ベローナ駅経由の電車を利用することで、約1時間から1時間半程度で市内に到着できます。日本からの直行便はありませんが、ヨーロッパの主要都市で乗り継ぐ場合には、非常に便利な入り口となります。
もしベローナ空港が不便な場合は、ベネチアのマルコ・ポーロ空港や、ミラノのマルペンサ空港を利用するのも手です。これらの大きな空港からは、バスや電車を乗り継いでトレントへ向かうルートが確立されています。空港から街への移動も、案内表示が分かりやすいため、海外旅行に慣れていない方でも比較的スムーズにたどり着くことができるはずです。
欧州各地を結ぶ長距離バスの利用ポイント
予算を抑えたい方や、ドイツやオーストリア方面から陸路で入りたい方には、長距離バス「FlixBus(フリックスバス)」も有力な選択肢です。トレントはヨーロッパ全土を結ぶバスネットワークの重要な経由地となっており、ミュンヘンやインスブルックなどからも数時間でアクセスできます。座席にはWi-Fiや電源が備わっていることが多く、快適に過ごせる工夫がされています。
バスの停留所はトレント駅のすぐ隣にあるバスターミナルに到着するため、その後の観光への移行もスムーズです。電車に比べると時間はかかりますが、料金が圧倒的に安い場合があり、学生やバックパッカーにも人気があります。ただし、道路状況によって到着時間が前後することがあるため、予定には余裕を持って利用するのが賢明です。目的地までの道中、のどかな村々を眺めるのもバス旅の醍醐味です。
・ベローナから:約50分
・ベネチアから:約2時間15分
・ミラノから:約2時間20分
・ボローニャから:約2時間
・インスブルック(オーストリア)から:約1時間30分
アクセス方法を具体的にイメージしてみましょう。例えば、午前中にベネチアの運河を観光した後、ランチを済ませて13時過ぎの電車に乗れば、15時半にはトレントのホテルにチェックインできます。夕方の涼しい時間帯から旧市街の散策を始めることができるので、移動日を無駄にすることなく有効に活用できますね。
- ベネチアやミラノから電車で2時間強とアクセス良好
- 最寄りのベローナ空港を利用すれば移動がスムーズ
- 長距離バス(FlixBus)は予算重視派に最適
- トレント駅は旧市街に近く、到着後の観光が楽
イタリアトレント観光で見逃せない!旧市街の定番スポットと歴史
移動方法が分かったところで、次はお待ちかねの観光スポットについて解説します。イタリアトレントの旧市街は、まるで街全体が美術館のように美しく、歴史的な価値が凝縮されています。ルネサンス期に描かれた建物の外壁画や、荘厳な教会が並ぶ景色は、他のイタリアの都市とは一線を画す気品があります。
前のセクションでも触れた通り、コンパクトな街なので、主要な見どころは歩いて回ることができます。ここでは、初めての訪問で絶対に外せない、代表的な観光名所をいくつかご紹介します。歴史の背景を知ることで、目の前の景色がさらに輝いて見えるようになりますよ。
街のシンボルであるドゥオーモ広場
街の中心に位置する「ドゥオーモ広場(Piazza Duomo)」は、トレントで最も美しい場所の一つです。広場の中央には、街の名前の由来ともなったネプチューンの噴水が鎮座し、周囲を歴史的な建物が取り囲んでいます。この広場に立つと、どこを向いても絵になる風景が広がっており、写真を撮る手が止まらなくなることでしょう。
広場の片側に立つサン・ヴィジーリオ大聖堂(ドゥオーモ)は、12世紀から建設が始まった歴史ある建物です。外観の重厚さはもちろんのこと、内部には「トレント公会議」が開かれた際の様子を想像させる神聖な空気が満ちています。広場にあるカフェのテラス席に座って、美しい建築物を眺めながらエスプレッソを飲む時間は、まさに至福のひとときです。
壁画が美しい歴史的建造物とフレスコ画
トレントの街を歩いていてまず驚くのが、建物の外壁に描かれた色鮮やかなフレスコ画です。16世紀頃、街を訪れる重要人物たちを歓迎するために、貴族たちが競うように自分の邸宅を装飾したのが始まりと言われています。これらの絵には、神話の場面や当時の人々の暮らし、徳を積むための教訓などが描かれており、当時の華やかな文化を今に伝えています。
特に「カッツッフィ・レッラ館」などの壁画は保存状態が良く、当時の色彩を今も見ることができます。こうした装飾が多いため、トレントは「描かれた街(Urbs Picta)」とも呼ばれています。ガイドブックを片手に「あの絵は何を意味しているんだろう?」と考えながら歩くのは、まるで歴史の謎解きをしているようでワクワクする体験になるはずです。
ブオンコンシーリョ城に秘められた物語
旧市街の北端にそびえる「ブオンコンシーリョ城」は、かつてこの地を治めていた司教領主たちの居城でした。複数の時代にわたって増改築が繰り返されたため、中世の堅牢な要塞部分と、豪華なルネサンス様式の宮殿部分が混ざり合ったユニークな構造をしています。現在は博物館として公開されており、内部の美しい内装やコレクションを見学できます。
この城の最大のハイライトは「ワシの塔」にある「12ヶ月の壁画」です。当時の貴族の生活や農民の作業が月ごとに細かく描かれており、中世ヨーロッパの暮らしを知る上で非常に貴重な資料とされています。城のテラスからはトレントの街並みと、それを取り囲むアルプスの山々を一望でき、その景色はまさに絶景の一言に尽きます。
科学博物館(MUSE)で体験する最新の展示
歴史的なスポットだけでなく、現代的な魅力も備えているのがトレントの面白いところです。旧市街から少し歩いた再開発エリアにある「科学博物館(MUSE)」は、有名な建築家レンゾ・ピアノが設計した近未来的な建物です。内部は自然科学や生態系をテーマにした展示が充実しており、子供から大人まで夢中になれる工夫が凝らされています。
建物自体が山の斜面をイメージして作られており、吹き抜けを利用した展示方法は迫力満点です。アルプスの自然環境や気候変動について学ぶことができ、地域の自然に対する深い尊敬の念を感じることができます。歴史的な旧市街と、この最先端の博物館のコントラストを体験することで、トレントという街の持つ多様な側面をより深く理解できるでしょう。旅のアクセントとして、ぜひ訪れてほしい場所です。
ミニQ&A
Q:観光にかかる時間の目安はどのくらいですか?
A:旧市街の主要スポットを歩いて回るだけなら半日でも可能ですが、お城や博物館をじっくり見学するなら、丸1日は確保するのがおすすめです。
Q:英語は通じますか?
A:観光スポットや主要なレストラン、ホテルでは英語がよく通じます。ただ、簡単なイタリア語の挨拶を覚えていると、現地の方との交流がより楽しくなります。
- ドゥオーモ広場は街の心臓部で、最高の写真スポット
- 「描かれた街」と呼ばれるほど外壁のフレスコ画が美しい
- ブオンコンシーリョ城の壁画は中世の暮らしを知る名画
- MUSE博物館では、アルプスの自然と最新科学を体験できる
イタリアトレント周辺の楽しみ!ドロミテ観光と宿泊エリアの選び方
観光スポットを満喫した後は、少し視野を広げてトレント周辺の楽しみ方や、快適な滞在のための宿選びについて考えてみましょう。イタリアトレントは、世界遺産であるドロミテ山塊への玄関口としても知られています。都会の喧騒を離れ、清々しい空気の中で過ごす時間は、旅をさらに特別なものにしてくれます。
また、滞在するホテルの場所によって、旅の印象は大きく変わります。初めて訪れるなら、利便性を取るか、あるいは現地の雰囲気を重視するか、悩むところですよね。ここでは、ドロミテへのアクセス方法や、おすすめの宿泊エリアについて、調査したポイントをまとめました。
世界遺産ドロミテへの拠点としての魅力
トレントは、鋭く切り立った岩山が美しいドロミテ山塊へ向かうための非常に便利な拠点です。車を利用すれば1時間ほどで、息を呑むような絶景が広がるエリアにたどり着くことができます。冬はスキー、夏はハイキングを楽しむ人々で賑わい、四季を通じてアルプスの大自然を満喫できるのが、この街を拠点にする大きなメリットです。
公共交通機関を利用する場合でも、トレントから各地へ向かうバスやローカル線が運行されています。例えば、近郊のモルヴェーノ湖などは、澄んだ青い湖水と背後にそびえる山々の対比が素晴らしく、日帰り観光に最適です。街での文化体験と、大自然の中でのリフレッシュ。この両方を一度に叶えられるのは、トレントならではの贅沢な時間の使い方と言えるでしょう。
旧市街中心部で宿を予約するメリット
宿泊先を選ぶ際、まず候補にしたいのが旧市街(セントロ・ストーリコ)のエリアです。このエリアの宿に泊まる最大のメリットは、主要な観光スポットや美味しいレストランがすべて徒歩圏内にあることです。朝早く、観光客が少ない静かな広場を散歩したり、夜遅くまでディナーを楽しみ、すぐにホテルへ戻れたりするのは非常に便利です。
歴史的な建物を改装したホテルや、アットホームなB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)が多く、トレントの歴史に包まれて眠るような感覚を味わえます。ただし、旧市街は車両の進入が制限されている場所(ZTL)があるため、レンタカーを利用する場合は事前に駐車場の有無やアクセス方法をホテルに確認しておく必要があります。徒歩移動が中心の旅なら、このエリアがベストな選択です。
落ち着いた滞在を叶える郊外のホテル
一方で、少しゆったりとしたスペースや、静かな環境、あるいは最新の設備を求めるなら、中心部から少し離れた郊外のホテルもおすすめです。郊外には広い駐車場を備えた大型ホテルや、山を望む景色の良いモダンな宿泊施設が点在しています。特にレンタカーでドロミテを周遊する予定がある方にとっては、郊外の方がアクセスがスムーズな場合もあります。
また、郊外のホテルは旧市街に比べてリーズナブルな価格設定になっていることが多く、長期滞在や予算を抑えたい場合にも適しています。バス路線が発達しているため、中心部への移動もそれほど苦にはなりません。アルプスの山並みを眺めながら朝食をとるなど、リゾート地のような雰囲気を楽しみたいなら、少し足を延ばしてみる価値は十分にあります。
効率的な時間配分で作る観光プラン
限られた時間でトレントを満喫するためには、事前の計画が大切です。例えば、午前中は光の加減が美しいドゥオーモ広場やフレスコ画の邸宅を巡り、ランチに郷土料理を楽しみます。午後はブオンコンシーリョ城やMUSE博物館をゆっくり見学し、夕方にはアディジェ川沿いを散歩するか、ロープウェイでサルダーニャ展望台へ登って街を一望する。これで1日の充実したプランが完成します。
もし2日以上あるなら、1日は丸ごとドロミテ方面への遠足に充てるのが理想的です。トレント市内だけなら1日〜1.5日で主要な場所は見終えることができますが、街の空気感をじっくり味わうなら、2泊以上してゆっくり過ごすのがおすすめです。急がず、現地の人のようにカフェで一息つく時間を含めることが、トレントという街を好きになる一番の近道かもしれません。
・立地:観光重視なら旧市街、車移動や静けさ重視なら郊外
・設備:エアコンやエレベーターの有無(古い建物にはない場合も)
・駐車場:レンタカー利用時は必須確認事項
・景観:山が見える部屋かどうかで満足度が変わります
宿泊とプランの具体例を紹介しましょう。例えば、1泊目は旧市街のB&Bに泊まって夜のライトアップを楽しみ、翌朝は早めにチェックアウトしてレンタカーを借り、ドロミテの山岳地帯へ向かうというスケジュールです。このように宿泊地を切り替えることで、街の魅力と自然の魅力の両方を最大限に引き出すことができます。
- ドロミテ観光の拠点として非常に優秀な立地
- 旧市街の宿は利便性が高く、夜の散策にも最適
- 郊外のホテルは車移動の人や、静かな滞在を望む人に向く
- 街の観光と自然体験を組み合わせた2〜3泊の滞在が理想的
イタリアトレントで楽しむ食事と文化!現地で役立つ基本マナー
最後に、旅の醍醐味である「食」と、現地での「マナー」について解説します。イタリアトレントの食事は、皆さんが想像するパスタやピザといった定番のイタリア料理とは少し異なり、山の幸をふんだんに使った力強く、温かみのある料理が主役です。
また、オーストリアとの文化が混ざり合っているため、独特の習慣やマナーが存在します。これらを事前に知っておくことで、レストランでの食事や現地の人との交流がぐっとスムーズになり、より深い旅の体験ができるようになります。調査で見つけた、現地で役立つヒントをぜひ参考にしてくださいね。
絶品の山の幸!郷土料理と地元産ワイン
トレントで必ず食べてほしいのが、ジャガイモのパンケーキのような「トルト・ディ・パターテ」や、パン粉で作った団子のスープ「カネデルリ」です。これらは厳しい冬を越すための知恵が詰まった、この地方ならではの家庭料理です。また、鹿肉などのジビエ料理や、新鮮なキノコを使ったリゾットも絶品で、一口食べればその濃厚な旨味の虜になるでしょう。
そして、この地を語る上で欠かせないのが、高品質なスパークリングワイン「トレントDOC」です。シャンパンと同じ伝統的な製法で作られており、キリッとした飲み口と繊細な泡立ちは、世界中のワイン愛好家から高く評価されています。地元の料理に地元のワインを合わせる「地産地消」の贅沢を、ぜひ現地のレストランで体験してみてください。食後のデザートには、リンゴの産地ならではのシュトゥルーデルも忘れずに。
カフェやレストランでのスマートな振る舞い
イタリアの食事マナーは、基本的には日本と同様に礼儀を重んじれば問題ありませんが、いくつか知っておくと便利な習慣があります。例えば、レストランでは席に案内されるのを待つのが一般的です。また、ランチタイムは12時半から14時半、ディナーは19時半以降と、日本よりも少し遅めの時間に設定されていることが多いので注意しましょう。
カフェ(バール)では、カウンターで立ち飲みする場合と、テーブル席に座る場合で料金が異なることが一般的です。サッとエスプレッソを飲むならカウンターが粋ですが、ゆっくり休憩したい時はテーブル席を選びましょう。また、お会計の際に「コペルト(席料)」が含まれていることが多いため、基本的には高額なチップは不要です。サービスに感動した際に、端数を切り上げる程度で十分スマートです。
季節に合わせた服装と持ち物のポイント
山の麓に位置するトレントは、季節によって気温の変化が大きいため、服装選びが重要です。夏は日差しが強く、日中は30度を超えることもありますが、朝晩はグッと冷え込むことがあります。脱ぎ着しやすい羽織りものを1枚持っておくと重宝します。冬は雪が降ることもあり、本格的な防寒対策が必要です。特に石畳の道が多いので、滑りにくく歩きやすい靴は必須アイテムです。
また、教会を訪れる際は露出の多い服装(ノースリーブや短いパンツなど)を避けるのが、現地の文化への敬意を示すマナーです。観光の日は、ストールなどをバッグに忍ばせておくと、急な教会の見学にも対応できて便利です。日差し対策のサングラスや、乾燥対策のリスククリームなども、快適な旅を支えてくれる小さな相棒になってくれます。
英語やイタリア語でのコミュニケーション
トレントの人々は親切ですが、イタリア語で少しでも挨拶をすると、顔がパッと明るくなり、より温かく迎え入れてくれます。「ボンジョルノ(こんにちは)」や「グラツィエ(ありがとう)」といった基本の言葉だけで構いません。また、この地域ではドイツ語を話す人も多いため、場所によってはドイツ語の挨拶も喜ばれます。
もちろん、観光地であれば英語でほとんどの用事が済みますが、メニューがイタリア語のみの場合もあります。スマートフォンの翻訳アプリなどを活用しつつ、分からないことは笑顔で「コゼ・クエスト?(これは何ですか?)」と尋ねてみてください。完璧な言葉よりも、伝えようとする姿勢が大切です。現地の人とのちょっとした会話から、ガイドブックには載っていない素敵なお店を教えてもらえるかもしれませんよ。
1. カネデルリ:パンをベースにした団子料理。スープ仕立てやバターソースで。
2. トレントDOC:この地が誇る最高級のスパークリングワイン。
3. シュトゥルーデル:薄い生地でリンゴやナッツを巻いた伝統菓子。
現地の食事風景を想像してみてください。夜の19時半、賑わい始めたリストランテで、まずはキリッと冷えたトレントDOCで乾杯します。前菜に地元産のハムを楽しみ、メインにはカネデルリ。最後に甘いリンゴのデザートとエスプレッソ。ゆったりとした時間が流れる中で楽しむ食事は、きっと忘れられない思い出になります。
- イタリアとオーストリアの食文化が融合した独自の郷土料理が楽しめる
- 世界的なスパークリングワイン「トレントDOC」は必飲
- 食事の時間は日本より遅め。マナーを守ってスマートに楽しもう
- 簡単なイタリア語の挨拶が、現地の人との距離をぐっと縮めてくれる
まとめ
イタリアトレントは、歴史、文化、そして自然が完璧なバランスで調和した、北イタリアの隠れた宝石のような街です。今回ご紹介したように、フレスコ画に彩られた旧市街の散策から、世界遺産ドロミテの絶景、そして山の幸をふんだんに使った滋味深い料理まで、この街には訪れる人を飽きさせない魅力が詰まっています。
初めて訪れる方でも、治安の良さと整った公共交通機関のおかげで、安心して旅を楽しむことができるでしょう。ベネチアやミラノといった大都市の華やかさとはまた違う、落ち着いた気品と温かみのあるイタリアの素顔に触れることができるはずです。アルプスの清々しい空気に包まれながら、歴史の足跡を辿る旅は、きっとあなたの心に深く残るものになります。
もし、次のイタリア旅行を計画されているなら、ぜひトレントをルートに加えてみてください。主要都市からのアクセスも良く、1日からでも十分に楽しむことができます。この記事が、あなたの素敵なイタリアトレントの旅を支えるヒントになれば幸いです。素敵な旅になりますように!ブオン・ヴィアッジョ(良い旅を)!



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