ITAエアウェイズの評判は本当のところ?日本路線の搭乗前に知っておきたいこと

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ITAエアウェイズは、日本とイタリアをつなぐ唯一の直行便を運航する航空会社です。イタリア旅行を計画するとき、この航空会社の評判が気になる方は多いでしょう。実際に搭乗した人の口コミは「思ったより良かった」という声から「サービスにばらつきがある」という意見まで幅広く、一口に良い・悪いとは言えないのが現状です。

ITAエアウェイズは2021年にイタリアの旧国営航空アリタリアの後継として設立された航空会社で、2025年1月にはルフトハンザグループが41%の株式を取得し、グループ5番目の航空会社として正式に加入しました。歴史はまだ浅いながら、羽田空港からローマ・フィウミチーノ空港への毎日運航を維持し、日本発イタリア旅行の主要な選択肢となっています。

この記事では、機内サービス・座席・機内食・手荷物・遅延対応といった観点から、ITAエアウェイズの評判を多角的に整理します。はじめてこの航空会社を利用する方が、搭乗前に判断材料をそろえられるよう、できるだけ具体的にまとめました。

ITAエアウェイズとはどんな航空会社か

ITAエアウェイズの基本情報を押さえておくと、評判の背景を理解しやすくなります。設立の経緯や現在の体制は、サービス水準の変化とも深く関係しています。

アリタリア航空の後継として誕生

ITAエアウェイズ(ITA Airways、旧称Italia Trasporto Aereo)は、2021年10月に経営破綻したアリタリア航空を引き継ぐ形でイタリア政府が設立した国営航空会社です。アリタリア時代の負債を引き継がず、新会社として出発した点が特徴で、機材・ブランド・路線網を新たに整備してきました。

日本路線への就航は2022年11月からで、エアバスA350-900型機(総座席数319席)で羽田とローマを結んでいます。ANAとのコードシェア便としても運航されており、ANAマイルを利用した予約も可能です。

ルフトハンザグループへの参加と今後の変化

2024年7月に欧州委員会がルフトハンザによるITA買収を承認し、2025年1月13日にルフトハンザグループがITAエアウェイズの株式41%を3億2500万ユーロで正式取得しました。これによりITAはルフトハンザ、スイス航空、オーストリア航空、ブリュッセル航空に続く同グループ5番目の航空会社となっています。

ルフトハンザグループへの参加により、スターアライアンスとの連携強化や予約システム・サービス面での変化が予想されています。現時点では移行期にあるため、今後のサービス水準は引き続き確認が必要です。

日本路線の基本情報

羽田発ローマ行き(AZ793便)は毎日運航で、羽田12:45発・ローマ20:30着のスケジュールです。復路のローマ発羽田行き(AZ792便)はローマ14:55発・翌日羽田10:25着となっており、午前中に羽田に到着するため国内乗り継ぎがしやすい設計です。

フライト時間は約14〜15時間で、機材はエアバスA350-900を使用しています。座席クラスはビジネスクラス・プレミアムエコノミー・エコノミークラスの3クラス構成です。

ITAエアウェイズの日本路線まとめ
・羽田-ローマ直行便(AZ793/AZ792)を毎日運航
・機材:エアバスA350-900(319席、3クラス構成)
・ANAとのコードシェア便あり(ANAマイル利用可)
・2025年1月よりルフトハンザグループに正式加入
  • 2021年にアリタリア航空の後継として設立されたイタリアの国営航空会社
  • 羽田〜ローマ間は毎日直行便を運航
  • 2025年1月よりルフトハンザグループの一員
  • ANAとのコードシェアでANAマイルの利用・積算が可能
  • 機材はエアバスA350-900で3クラス構成

座席とキャビンの評判

搭乗者の口コミで最も話題になるのが座席まわりの印象です。クラス別に特徴が異なるため、自分が利用するクラスを確認しておくと安心です。

ビジネスクラスの座席

エアバスA350-900のビジネスクラスは33席で、最大180度までリクライニング可能なフルフラットシートを採用しています。本革シートにマッサージ機能が付いており、長距離フライトでの快適性を重視した設計です。

搭乗者のレビューでは「座席の広さはJALやANAに遜色ない」という声がある一方、「座席の汚れが気になった」という指摘も見られます。機材のコンディションや清潔感については個体差があるようで、機体の状態によって印象が変わることがあります。

プレミアムエコノミーの特徴

プレミアムエコノミーはエコノミークラスより約40%広い専用キャビンで、最大120度のリクライニングが可能です。レッグレストとフットレストを備え、やわらかい枕とフリースブランケットのナイトキットが提供されます。

4K解像度のパーソナルスクリーンとノイズキャンセリングヘッドホンが標準で用意されており、エコノミークラスとビジネスクラスの中間として位置づけられています。ウェルカムドリンクでのお出迎えもプレミアムエコノミー以上のサービスです。

エコノミークラスの広さと注意点

エコノミークラスについては「ひざと前の座席の間隔が思っていたより広かった」という口コミが複数見られます。11.6インチのパーソナルスクリーンが各座席に搭載されており、映画・ゲーム・音楽・テレビ番組などのコンテンツが楽しめます。

ただし、最後部座席はトイレが近接しているためリクライニングが若干制限され、頭上の荷物棚が使えない場合があります。最後部に近い座席を予約する際は、この点を事前に確認しておくとよいでしょう。また、日本語コンテンツはほとんど用意されていないため、映画や音楽は自分のデバイスに用意しておくと安心です。

クラスリクライニングスクリーン主な特徴
ビジネス最大180度(フルフラット)大型スクリーン本革シート・マッサージ機能・専用機内食
プレミアムエコノミー最大120度4K対応専用キャビン・ノイズキャンセルヘッドホン
エコノミー標準リクライニング11.6インチ日本語コンテンツはほぼなし
  • ビジネスクラスはフルフラット対応で広さの評価は高い
  • エコノミークラスの座席間隔は比較的ゆとりがあるとの声が多い
  • 最後部座席は荷物棚の制限とリクライニング制限がある
  • 日本語コンテンツは少ないため、長距離便では自前のコンテンツを準備するとよい

機内食と機内サービスの評判

機内食とサービスは搭乗者の評価が最も分かれるポイントです。クラスによって内容の差が大きく、どのクラスで何を期待するかによって印象が変わります。

ビジネスクラスの機内食

イタリアの空港のイメージ

ビジネスクラスの長距離路線では、ミシュランの星を持つイタリアンシェフが監修したメニューが提供されます。シェフは数か月ごとに交代し、旬のイタリア料理を機内で楽しめる構成です。実際にシェフが乗務する場合もあり、丁寧な仕上がりとの評価があります。

ワインはビジネス・エコノミーともにイタリアワインが提供されており、「機内で飲んだワインの中でも印象に残る味だった」という口コミが複数あります。ワインの質については比較的好評な傾向があります。

エコノミークラスの機内食

エコノミークラスの長距離便では、フライト中に複数回の食事が提供されます。「デザートやサラダの味付けは丁寧だった」という意見がある一方、「パンが機械的な味でおいしくなかった」「機内食が期待を下回った」という声も見られます。

全体的に、イタリア料理らしい味付けのコースを楽しめる反面、個人の好みによって評価が分かれる傾向があります。食事に高い期待を持つ場合は、事前に機内食の最新情報をITAエアウェイズ公式サイトの「機内食メニュー」ページで確認しておくとよいでしょう。

客室乗務員のサービス

客室乗務員の対応については、「親切に空いている座席を案内してくれた」というポジティブな声と、「飲み物のオーダーを忘れられた」「対応の質にムラがある」という指摘が混在しています。イタリア系の航空会社らしい大らかな雰囲気を好意的に受け取る搭乗者もいれば、日本の航空会社基準で物足りなさを感じる方もいるようです。

サービスの均一性という点では他の大手航空会社と比較すると課題があるとの評価が多く、担当する乗務員によって印象が変わることがあります。これはITAエアウェイズに限らずヨーロッパ系航空会社に共通する傾向でもあります。

機内サービスで押さえておきたいポイント
・ワインはイタリアワインが提供され、口コミでの評価は高め
・ビジネスクラスはミシュランシェフ監修メニュー
・エコノミーの機内食は個人差が出やすい評価
・客室乗務員の対応は担当者によって差があるとの声あり
  • ワインはイタリア産でエコノミークラスでも提供あり
  • ビジネスクラスの食事は質が高いとの評価が多い
  • エコノミーの機内食は「まずまず」から「期待を下回った」まで幅がある
  • 乗務員の対応は均一ではなく、当たり外れがあるとの声が目立つ

手荷物・遅延・トラブル時の対応

旅行中に起きやすいトラブルへの備えとして、手荷物ルールと遅延時の補償制度を事前に知っておくと安心です。口コミでも取り上げられることが多い部分です。

手荷物に関する注意点

搭乗者の口コミの中には「スーツケースのキャスターが破損していた」という報告があります。受託手荷物のダメージは他の航空会社でも起こりえますが、事前に旅行保険への加入と荷物の状態確認をしておくとよいでしょう。

手荷物の重量制限や受託手荷物の個数・サイズは、予約クラスと購入した運賃タイプによって異なります。最新の規定はITAエアウェイズ公式サイトの「荷物」案内ページで確認するとよいでしょう。

遅延・欠航時の補償制度

ITAエアウェイズはEU(欧州)籍の航空会社であるため、遅延・欠航が発生した場合はEU規則261/2004(通称EU261)に基づく補償が適用されます。フライトが3時間以上遅延した場合、距離に応じて最大600ユーロの補償金を請求できる可能性があります。

補償の対象や手続きの詳細は、ITA公式サイトの「遅延および欠航」ページに記載されています。補償請求は期限内に行う必要があるため、遅延に遭遇した場合は公式ページの手順を確認するとよいでしょう。

ストライキのリスクと事前確認の重要性

イタリアでは航空業界のストライキが不定期に実施されることがあり、2026年2月にはイタリア全国規模の航空ストライキが行われ、ITAエアウェイズも影響を受けました。搭乗日前後にストライキ情報が出た場合は、外務省の海外安全情報や航空会社からのメール通知を確認するとよいでしょう。

ストライキ時でも「保護時間帯」(午前7時〜10時、午後6時〜9時)の便は運航が維持されやすいとされています。旅行の日程に余裕を持たせておくと、不測の事態に対応しやすくなります。

トラブル備えのチェックポイント
・手荷物規定は公式サイトで予約クラス別に確認する
・EU261に基づく遅延補償(最大600ユーロ)の申請手順を把握しておく
・渡航前に外務省・航空会社からのストライキ情報を確認する
  • 手荷物破損の報告事例あり、旅行保険加入と事前チェックを推奨
  • EU261規則により3時間以上の遅延で最大600ユーロの補償申請が可能
  • イタリアでは航空ストライキが不定期に発生する
  • ストライキ情報は外務省の海外安全情報や公式メールで確認できる

ITAエアウェイズを選ぶ際の判断ポイント

「評判が良いか悪いか」という二択では判断しにくいのがITAエアウェイズの実情です。自分の旅行スタイルや優先事項と照らし合わせて考えると、選択しやすくなります。

直行便の価値と利便性

ITAエアウェイズが日本発イタリア旅行において持つ最大の強みは、羽田からローマへの毎日運航の直行便です。乗り継ぎなしで14〜15時間でローマに到着でき、体力的な負担や乗り継ぎトラブルのリスクを減らせます。

出発時刻が羽田12:45発と午後便のため、地方から国内線を乗り継いで当日出発しやすい設計になっています。帰国便も羽田に午前中到着となり、国内乗り継ぎに対応しやすいスケジュールです。

他の航空会社との比較で考える

ルフトハンザやエールフランスなどのヨーロッパ系航空会社と比較した場合、ITAエアウェイズはイタリア直行便という点で代替がない選択肢です。一方、サービス水準の安定性では大手キャリアに一歩譲るとの評価が多く、特にエコノミークラスでは「経験によって印象が変わる」という傾向があります。

ANAとのコードシェアがあるため、ANAマイルでの予約・積算が可能な点は日本発旅行者にとって利便性の高い要素です。ANAの予約システムから購入できるため、日本語サポートが受けやすい利点もあります。

どんな人に向いているか

乗り継ぎなしでイタリアに向かいたい方、ANAマイルを使いたい方、ビジネスクラスやプレミアムエコノミーで快適なフライトを求める方には、ITAエアウェイズは選択肢として検討に値します。一方、機内サービスの均一性や機内食の質を重視する方は、口コミで報告される「ばらつき」を念頭に置いておくとよいでしょう。

ルフトハンザグループへの参加後は、グループのノウハウを活かしたサービス改善が進む可能性があります。今後の変化については、ITA公式サイトや旅行者の最新レビューを参考にするとよいでしょう。

判断軸ITAエアウェイズの評価
直行便の有無羽田〜ローマに毎日運航(日本唯一)
ビジネスクラスの快適性フルフラット・ミシュランシェフ監修で高評価
エコノミークラスのサービス評価にばらつきあり。担当者による差が出やすい
ANAマイル利用コードシェアで対応可
遅延・トラブル時EU261で補償申請が可能
  • 羽田〜ローマ直行便はITAエアウェイズのみ
  • ビジネスクラスは快適性の評価が高い
  • エコノミークラスは当たり外れがあるとの口コミが多い
  • ANAマイルでの予約・積算に対応しているため日本人旅行者に使いやすい
  • ルフトハンザグループ加入後のサービス変化に注目

まとめ

ITAエアウェイズは、日本とイタリアをつなぐ唯一の直行便という点で、イタリア旅行を計画する方にとって外せない選択肢です。評判のばらつきはあるものの、ビジネスクラスの快適性とワインの質は比較的高評価で、直行便の利便性は他では代えられません。

まず公式サイト(ita-airways.com/ja_jp)で最新の運賃・手荷物規定・機内食メニューを確認し、自分の旅行スタイルと照らし合わせてみてください。ANAとのコードシェアを利用すれば、日本語での予約サポートも受けやすくなります。

旅の満足度は、事前の情報収集と心の準備で大きく変わります。口コミを参考にしながら、自分にとってのベストな選択を見つけてみてください。

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